随想 |
長崎にて

私はかねてから、男の子は大学生生活でひとり暮らしした方がよいし（親元を離れて、ひとり立ちし、色々困難な局面にも遭遇する方が人として成長できる）街としては、人口40万人位の都市が最もよいと思っています。（街のたいがいを把握できるし、自転車でウロウロできる）長崎大医学部は学生生活するのに最も良い街の1つだと思います。

出津教会は、ドロ神父と信者が力を合わせて作った教会です。長崎市内の巨大な大浦天主堂や浦上天主堂と違い、小さなつつましやかな教会です。隣には旧出津救助院があります。外海はリアス式海岸で山が海に迫り斜面が急で、水田は無理です。生活が厳しい土地柄でした。ドロ神父が生活支援のための住民と織物、そうめん、パン（長崎居留地にいる外国人によく売れていたらしい）を作っていた工場です。見学していると私のためにわざわざ修道女がやってきて、オルガンを弾いてくれました。